【甲種危険物取扱者試験】性消④:第四類危険物について、わかりやすく解説 ! – ばけライフ

【甲種危険物取扱者試験】性消④:第四類危険物について、わかりやすく解説 !

こんにちは!

前回 (下の記事) に続き、今回も甲種危険物取扱者試験の「性消」について、解説していきます。

【甲種危険物取扱者試験】性消③:第三類危険物について、わかりやすく解説 !
甲種危険物取扱者試験の内、約45%が危険物の性質や火災予防、消火方法に関する問題だということはご存知でしょうか? 本記事では危険物の内、第三類の化合物に関する性質や消火方法、火災予防をまとめていますので、ぜひ読んでみてください!

今回のテーマはこちら!

第四類危険物の性質、火災予防、消火方法について、学習しよう!
動画はこちら↓
「性消」の第四回目として、以下のトピックで第四類危険物について説明していきます。
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性質と概要

まずは、第四類危険物の性質と概要です。

第四類危険物は引火性液体で、主な性状と概要はこちらの表のとおりです。

性質性状概要

引火性液体

液体

  • 試験結果により、引火の危険性が認められたものが該当
  • 引火性の液体であり、その蒸気は、火気などによる引火、または爆発の危険がある
  • 蒸気比重が\(1\)より大きく、空気より軽いため、その蒸気は低所に滞留する
  • 液比重が\(1\)より小さく、水より軽く、水に溶けないものが多い
  • 発火点が低く (多くの場合、\(200^\circ \rm{C}\)以下)、加熱だけで発火するもの (例: 特殊引火物) がある

火災予防と消火方法

以上の特徴から、第四類危険物の火災予防として、主に以下の点に注意が必要です。

  • 炎、火花、高温体などとの接近、加熱を避け、みだりに蒸気を発生させないこと
  • 十分な通風換気によって、燃焼範囲の下限値より低く保つこと

なお、燃焼範囲については、次のトピックで詳しく説明します。

そして、第四類の消火方法は、可燃物の除去や冷却が困難であることから、空気遮断による窒息消火が有効です。

消火剤としては、強化液、泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが使用されます。

また、消火に際しては、以下の注意事項もあります。

  • 液比重が\(1\)より小さい危険物は、水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は不適当
  • アルコールなどの水溶性液体の場合は、水に溶けて泡が消滅してしまうため、普通の泡剤ではなく耐アルコール泡 (水溶性液体用泡消火剤) を使用

第四類の主な危険物

第四類危険物には、特殊引火物、第一石油類、アルコール類、第二石油類、第三石油類、第四石油類、動植物油類が該当します。

主な危険物は以下の表のとおりです。

また、燃焼範囲とは、燃焼が可能となる可燃性の蒸気と空気との混合気体の比率のことで、混合気体中の可燃性蒸気の容量を百分率で表します。

分類品名水溶性引火点発火点沸点燃焼範囲

(\(\%\))

特殊引火物ジエチルエーテル\(-45^\circ \rm{C}\)\(160^\circ \rm{C}\)\(35^\circ \rm{C}\)\(1.9 \sim 36\)
二硫化炭素×\(-30^\circ \rm{C}\)\(90^\circ \rm{C}\)\(46^\circ \rm{C}\)\(1\sim 50\)
アセトアルデヒド\(-39^\circ \rm{C}\)\(175^\circ \rm{C}\)\(20^\circ \rm{C}\)\(4.0 \sim 60\)
第一石油類ガソリン×\(-40^\circ \rm{C}\)以下\(300^\circ \rm{C}\)\(40^\circ \rm{C}\)\(1.4 \sim 7.6\)
ベンゼン×\(-10^\circ \rm{C}\)\(498^\circ \rm{C}\)\(80^\circ \rm{C}\)\(1.3 \sim 7.1\)
トルエン×\(5^\circ \rm{C}\)\(480^\circ \rm{C}\)\(111^\circ \rm{C}\)\(1.2 \sim 7.1\)
メチルエチルケトン\(-7^\circ \rm{C}\)\(404^\circ \rm{C}\)\(80^\circ \rm{C}\)\(1.7 \sim 11.4\)
アセトン\(-20^\circ \rm{C}\)\(465^\circ \rm{C}\)\(57^\circ \rm{C}\)\(2.15 \sim 13.0\)
ピリジン\(20^\circ \rm{C}\)\(482^\circ \rm{C}\)\(115.5^\circ \rm{C}\)\(1.8 \sim 12.4\)
アルコール類メタノール\(11^\circ \rm{C}\)\(385^\circ \rm{C}\)\(65^\circ \rm{C}\)\(6.0 \sim 36\)
エタノール\(13^\circ \rm{C}\)\(363^\circ \rm{C}\)\(78^\circ \rm{C}\)\(3.3 \sim 19\)
第二石油類灯油×\(40^\circ \rm{C}\)以上\(220^\circ \rm{C}\)\(145^\circ \rm{C}\)\(1.1 \sim 6.0\)
軽油×\(45^\circ \rm{C}\)以上\(220^\circ \rm{C}\)\(170^\circ \rm{C}\)\(1.0 \sim 6.0\)
クロロベンゼン×\(28^\circ \rm{C}\)\(593^\circ \rm{C}\)\(139^\circ \rm{C}\)\(1.3 \sim 9.6\)
第三石油類重油×\(60-150^\circ \rm{C}\)\(250^\circ \rm{C}\)\(300^\circ \rm{C}\)
アニリン\(70^\circ \rm{C}\)\(615^\circ \rm{C}\)\(184.6^\circ \rm{C}\)\(1.3 \sim 11\)
グリセリン\(177^\circ \rm{C}\)\(370^\circ \rm{C}\)\(290^\circ \rm{C}\)
第四石油類ギヤー油×\(170-310^\circ \rm{C}\)
シリンダー油×\(250^\circ \rm{C}\)
動植物油類アマニ油×

※ 〇:溶ける △:少し溶ける ×:溶けない

また、第四類危険物の分類条件は、下の表のとおりです。

分類該当条件指定数量
特殊引火物1気圧において、発火点が\(100^\circ \rm{C}\)以下のもの、または引火点が\(-20^\circ \rm{C}\)以下で沸点が\(40^\circ \rm{C}\)以下非水溶性、水溶性ともに

\(50\ \rm{L}\)

第一石油類1気圧において、引火点が\(21^\circ \rm{C}\)未満非水溶性のものが\(200\ \rm{L}\)水溶性のものが\(400\ \rm{L}\)
アルコール類炭素数3までの飽和1価のアルコール (変性アルコールも含む)\(400\ \rm{L}\)
第二石油類1気圧において、引火点が\(21^\circ \rm{C}\)以上\(70^\circ \rm{C}\)未満非水溶性のものが\(1000\ \rm{L}\)水溶性のものが\(2000\ \rm{L}\)
第三石油類1気圧において、引火点が\(70^\circ \rm{C}\)以上\(200^\circ \rm{C}\)未満非水溶性のものが\(2000\ \rm{L}\)水溶性のものが\(4000\ \rm{L}\)
第四石油類1気圧において、引火点が\(200^\circ \rm{C}\)以上\(250^\circ \rm{C}\)未満\(6000\ \rm{L}\)
動植物油類動物の脂肉など、または植物の種子もしくは果肉から抽出したもので、1気圧において、引火点が\(250^\circ \rm{C}\)未満\(10000\ \rm{L}\)

第一 ~第四石油類については、水溶性のものと非水溶性のもので指定数量が異なり、後者の方が指定数量が少ないです。

その理由は、消化の容易さに起因します。

水溶性のものと違い、非水溶性の場合は消火の際に水が使えず、その作業がより困難となるからです。

第四類に関しては、指定数量の倍数計算の問題がよく出題されるため、引火点による分類とそれぞれの指定数量をしっかりと覚えておきましょう!

各物質の性質、火災予防、消火方法

ここからは、各物質の説明に移ります。

特殊引火物

ジエチルエーテル \(\rm{C_2H_5OC_2H_5}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明の液体で、液比重が\(0.86\)、水やアルコールに少し溶ける
  2. 引火点は\(-45^\circ \rm{C}\)、発火点は\(160^\circ \rm{C}\)、燃焼範囲は\(1.9\sim 36\%\)
  3. 蒸気は麻酔性があり、吸入すると意識不明、麻酔などを引き起こす

・消火方法

大量の泡、二酸化炭素、耐アルコール泡、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

二硫化炭素 \(\rm{CS_2}\)
・性状および危険性

  1. 水に不溶で、液比重が\(1.26\)
  2. 第四類の中では、数少ない液比重が\(1\)より大きい危険物
  3. 引火点は\(-30^\circ \rm{C}\)以下、発火点は\(90^\circ \rm{C}\)、燃焼範囲は\(1\sim 50\%\)
  4. 発火点が低く、蒸気配管などへの接触により、発火の危険性がある
  5. 皮膚からも蒸気吸入する性質があり、吸い込むと目や鼻、皮膚を激しく刺激する

・火災予防・貯蔵取扱いの注意

  1. 火気を近づけない
  2. 水より重く、水に溶けにくいので、可燃物ガスの蒸気発生を防ぐため、容器、タンクなどへの収納は水没貯蔵とすること

・消火方法

大量の水噴霧、泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

アセトアルデヒド \(\rm{CH_3CHO}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明の液体で、液比重は\(0.78\)
  2. 水によく溶け、アルコールやジエチルエーテルにも溶ける
  3. 引火点は\(-39^\circ \rm{C}\)以下、発火点は\(175^\circ \rm{C}\)、燃焼範囲は\(4.0\sim 60\%\)、沸点は\(-20^\circ \rm{C}\)
  4. 引火点、沸点が低く、揮発性で引火しやすい
  5. 油脂などをよく溶かす
  6. 酸化されると酢酸を、還元されるとエタノールを生じる
  7. 蒸気は目、鼻、のどの粘膜、皮膚を刺激し腐食する

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

酸化プロピレン \(\rm{CH_3CHOCH_2}\)
・性状および危険性

  1. 水、エタノール、ジエチルエーテルなどによく溶ける
  2. 引火点が低く、きわめて引火しやすい
  3. 銀、銅などに触れると重合して熱を発生し、火災、爆発の原因となる可能性がある

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

第一石油類

ガソリン
・性状および危険性

  1. 水に溶けず、液比重は\(0.65\sim 0.75\)で、蒸気比重は\(3\sim 4\)
  2. 引火点は\(-40^\circ \rm{C}\)以下、発火点は\(300^\circ \rm{C}\)、燃焼範囲は\(1.4\sim 7.6\%\)
  3. 本来は無色だが、自動車用のものは、識別のためオレンジ色に着色されている
  4. 揮発性があり、蒸気は空気より\(3\sim 4\)倍重いので、低所に滞留する
  5. 電気の不良導体のため、流動など際に静電気を蓄積しやすい

・火災予防・貯蔵取扱いの注意

火気を近づけないこと

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物による窒息消化が有効

ベンゼン \(\rm{C_6H_6}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で芳香臭のする液体で、液比重は\(0.88\)、蒸気比重は\(2.77\)
  2. 引火点は\(-10^\circ \rm{C}\)
  3. 水に溶けないが、アルコールやジエチルエーテルなどの多くの有機溶剤によく溶ける
  4. 多くの有機物を溶かす
  5. 揮発性を有し、猛毒
  6. 蒸気は空気より重いので、低所に滞留する

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

トルエン \(\rm{C_6H_5CH_3}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で芳香臭のする液体で、液比重は\(0.87\)、蒸気比重は\(3.1\)
  2. 引火点は\(5^\circ \rm{C}\)
  3. 水に溶けないが、アルコールやジエチルエーテルなどの多くの有機溶剤によく溶ける
  4. 揮発性を有し、毒性はベンゼンよりも低い
  5. 蒸気は空気より重いので、低所に滞留する

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

酢酸エチル \(\rm{CH_3COOC_2H_5}\)
・性状および危険性

水に少し溶け、液比重は\(0.9\)

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

ギ酸エチル \(\rm{HCOOC_2H_5}\)
・性状および危険性

  1. 無色で特異臭のする液体で、液比重は\(0.92\)
  2. 水に少し溶け、水や空気に触れると加水分解する

・消火方法

注水、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

アセトン \(\rm{CH_3COCH_3}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で特異臭のする液体で、揮発性しやすく、液比重は\(0.79\)
  2. 水によく溶け、アルコールやジエチルエーテルにも溶ける

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

ピリジン \(\rm{C_5H_5N}\)
・性状および危険性

  1. 無色で悪臭のする液体で、液比重は\(0.98\)
  2. 水によく溶け、水やアルコール、アセトン、ジエチルエーテルなど、多くの有機溶剤と混合する

・消火方法

耐アルコール泡、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

アルコール類

炭素数が増加するとともに、蒸気比重、引火点、沸点は大きくなりますが、水に溶けにくくなります

メタノール \(\rm{CH_3OH}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で刺激臭のする液体で、水によく溶け、液比重は\(0.79\)、蒸気比重は\(1.11\)
  2. 引火点は\(11^\circ \rm{C}\)、燃焼範囲は\(6.0\sim 36\%\)、沸点は\(65^\circ \rm{C}\)
  3. エタノール、ジエチルエーテル、そのほか多くの有機溶剤とよく混合する
  4. 毒性があり、引火点が\(11^\circ \rm{C}\)と低いため、加熱または夏場など液温が高くなると引火の危険性がある
  5. 燃焼しても炎の色が淡いため、認識しづらい
  6. 吸入により視神経がおかされ、失明することがある

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物による窒息消化が有効

エタノール \(\rm{C_2H_5OH}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で芳香臭のする液体で、水によく溶ける
  2. 引火点は\(13^\circ \rm{C}\)、沸点は\(78^\circ \rm{C}\)
  3. 酒の主成分であり、有機溶剤によく溶ける
  4. 有給物をよく溶かし、揮発性を有する

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物による窒息消化が有効

イソプロピルアルコール \(\rm{(CH_3)_2CHOH}\)
・性状および危険性

水によく溶ける

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物による窒息消化が有効

n-プロピルアルコール \(\rm{C_3H_7OH}\)
・性状および危険性

水によく溶ける

・消火方法

イソプロピルアルコールと同様

第二石油類

灯油
・性状および危険性

  1. 無色で石油臭のする液体で、水に溶けず、液比重は\(0.8\)程度
  2. 引火点は\(40^\circ \rm{C}\)以上で、発火点は\(220^\circ \rm{C}\)
  3. ストーブの燃料や溶剤などに使用されている
  4. ガソリンと混合すると引火しやすくなる
  5. 電気の不良導体で、流動などの際に静電気が発生しやすい

・消火方法

強化液、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

軽油
・性状および危険性

  1. 淡黄色あるいは淡褐色の液体で、水に溶けず、液比重は\(0.85\)程度
  2. 引火点は\(45^\circ \rm{C}\)以上で、発火点は\(220^\circ \rm{C}\)
  3. ディーゼル車の燃料として使用されている
  4. 電気の不良導体で、流動などの際に静電気が発生しやすい

・消火方法

強化液、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

キシレン \(\rm{C_6H_4(CH_3)_2}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で芳香臭のする液体で、水には溶けない
  2. 3種類の異性体 (オルト、メタ、パラ) が存在する

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

クロロベンゼン \(\rm{C_6H_5Cl}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で特異臭のする液体で、液比重は\(1.11\)
  2. 水に溶けないが、アルコール、ジエチルエーテルに溶ける

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

 

n-ブチルアルコール  \(\rm{C_4H_9OH}\)
・性状および危険性

水に少し溶ける

・消火方法

灯油と同様

酢酸 \(\rm{CH_3COOH}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明で刺激臭があり、約\(17^\circ \rm{C}\)で凝固する
  2. 、エタノール、ジエチルエーテルによく溶け、エタノールと反応して酢酸エチルを生成する
  3. 強い腐食性の有機酸で、多くの金属を強く腐食し、可燃性の水素ガスを発生することがある
  4. 強い刺激臭があり、濃い蒸気の吸入は粘膜を刺激し燃焼を起こす

・消火方法

耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

第三石油類

重油
・性状および危険性

  1. 褐色または暗褐色の混合物で、水に溶けず、液比重は\(0.9\sim 1.0\)
  2. 不純物として含まれる硫黄は、燃えると有毒ガスとなる

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

クレオソート油
・性状および危険性

  1. 黄色または暗緑色で特異臭のする液体で、水には溶けない
  2. 木などに塗る防腐剤として使用されている
  3. 防腐効果を利用し、医薬品の正露丸の成分にもなっている

・消火方法

、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

アニリン \(\rm{C_6H_5NH_2}\)
・性状および危険性

  1. 黄色または淡黄色で特異臭のする液体で、水には溶けない
  2. エタノールやジエチルエーテルなどによく溶ける

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

グリセリン \(\rm{C_3H_5(OH)_3}\)
・性状および危険性

  1. 無色透明の粘性液体で、水によく溶ける
  2. 吸湿性があり、ガソリンや軽油にほとんど溶けず、二硫化炭素、ベンゼンなどには溶けない

・消火方法

二酸化炭素、粉末の消火剤による窒息消化が有効

第四石油類

ギヤー油・シリンダー油
・性状および危険性

  1. 水に溶けない
  2. ギヤー油は、自動車や一般機械の歯車の潤滑油として、シリンダー油は、船舶や蒸気機関の潤滑油として使用されている

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

動植物性油類

ナタネ油・アマニ油
・性状および危険性

  1. 水に溶けない
  2. 可燃性で、布などに染み込んだものは酸化、発熱し、自然発火することがある

・消火方法

泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物の消火剤による窒息消化が有効

まとめ

今回の記事は以上となります。

次回は第五類危険物について解説していくので、ぜひそちらもご覧ください!

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かお問い合わせフォームよりコメントしてくださると、助かります。

それでは、どうもありがとうございました。

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