2023-10

化学

【大学の物理化学】二原子分子の振動回転スペクトルについて、わかりやすく解説!

赤外線の吸収やラマン散乱を利用して、振動準位間の遷移について調べたいとき、気相の高分解能測定では、同時に回転遷移が起こることも考慮する必要があります。この記事では、二原子分子に関して、それぞれの測定手法における選択律やスペクトルの概形、ピークの波数などについてまとめています。
化学

【大学の物理化学】二原子分子の振動スペクトルについて、わかりやすく解説!

赤外分光法では、主に分子の振動遷移に対応する電磁波吸収を観測することで化合物を同定します。この記事では、その根幹となる振動遷移の選択律や非調和性の影響についてまとめました。
化学

【大学の物理化学】ラマン散乱を用いた回転分光法について、わかりやすく解説!

分子に電磁波を照射したときに観測される散乱光の中には、入射光の波長とは異なる波長をもつものが含まれます。状態の遷移を伴うために、波長が変化する散乱をラマン散乱といいます。純回転遷移とは選択律が異なるため、永久双極子モーメントを持たない純回転不活性な分子でも回転スペクトルを得ることができるものがあります。