2023-03

化学

【大学の物理化学】2成分混合系における理想溶液と理想気体の相図について、わかりやすく解説!

一般的に、液相と気相の2相が共存しているときに、それぞれの組成は一致せず、揮発性が高い方の成分が気相に多く存在することになります。その結果、全圧や温度の組成依存性を表した相図である蒸気圧図、温度-組成図では、液相も気相も存在しえない領域が存在することになります。この記事では、分子間相互作用の影響が無視できる理想系で、この相分離領域(ROD)について解説しています。
細胞生物学

【大学の細胞生物学】細胞周期について、わかりやすく解説!!

私達の身体を形成する細胞は、どうやって成長し、増幅するのでしょうか。この記事では、細胞周期と呼ばれる細胞が成長し増殖する仕組みについて、図を用いてわかりやすく解説します。細胞周期の大まかな役割、細胞周期の進行に必要な代表的な分子、サイクリンとCdkの関係性について理解を深めることが出来るでしょう。
化学

【大学の高分子科学】高分子溶液の熱力学を説明するFlory-Huggins(フローリー-ハギンズ)理論について、わかりやすく解説!

溶液系において、溶質が高分子のときには、同じ体積分率で比較したときに、低分子よりもエントロピーが小さくなります。これは、化学結合によりセグメントが広く分散できないためです。この記事では、高分子溶液の熱力学を最も簡単に考えるフローリー-ハギンズ理論について、わかりやすく解説しています。
化学

【大学の物理化学】沸点上昇や凝固点降下、浸透圧の組成依存性について、わかりやすく解説!

高校でも習う、溶液の沸点上昇や凝固点降下、浸透圧などは、束一的性質と呼ばれます。これは、溶質の化学種によらず、何かが溶けているということによる化学ポテンシャルの変化で説明することができます。この記事では、これらの組成依存性がどのような式で記述できるのかを導出しました。
化学

【大学の物理化学】正則溶液の性質と相分離の原理について、わかりやすく解説!

水と油を混ぜると、2つの相に分離します。これは、異種分子間で斥力相互作用が大きくはたらくためであり、この場合は混合エンタルピーが0ではなく、正の値をとることになります。この記事では、具体的に相分離がなぜ起こるのかということを熱力学量からわかりやすく説明しています。
生化学

【大学の生化学】解糖系とがんの診断について、わかりやすく解説!

細胞がグルコースを分解してエネルギーを生み出すためには、解糖系という段階を必ず通る必要があります。一見代謝とは関係ないように見えるがんの診断には、実はこの解糖系が十二分に利用されているのです。その仕組みについて、この記事でわかりやすく解説しています。