化学【大学の物理化学】シュレディンガー方程式が厳密に解けないときの基本的なアプローチ シュレディンガー方程式を厳密に解くことができる条件は非常に限られています。今回は厳密に解けない場合がどのような場合かということと、そのときにどうするのかということをまとめました。 2021.06.12化学物理化学
化学【大学の有機化学】オキサシクロプロパンの開環反応について、わかりやすく解説! 分子内Williamsonエーテル合成法で作れるオキサシクロプロパンですが、これは反応性がとても高い化学種として知られています。この記事ではその反応性の理由と、開環反応の位置選択性、立体特異性について詳細に解説しています。 2021.06.07化学有機化学
化学【大学の有機化学】無機酸、加溶媒分解を使ったエーテル合成法と、エーテルの反応 エーテルの合成法はWilliamsonだけではありません。この記事ではそれ以外のエーテル合成方法と、エーテルの基本的な反応を見ていきます。特に、アルコールの保護基としてのエーテル生成は、Grignard反応などにおいて、とても重要な反応です。 2021.06.05化学有機化学
化学【大学の高分子科学】巨大会合体説が否定され、低エントロピーである高分子の存在が認められた経緯について、わかりやすく解説! 世の中には分子量が1万を超えるような大きな分子がある。この事実が認められてからまだ100年と少ししか経過していないということをご存じでしたか?熱力学的に考えれば、多くの共有結合によって原子の並進エントロピーが減少しないとできない分子が自然にできることは信じがたい減少でした。この記事では、いかにして高分子の存在が認められたのかを解説しています。 2021.06.01化学高分子科学
化学【大学の有機化学】ウィリアムソンエーテル合成法の特徴をわかりやすく解説! この記事では代表的なエーテル合成法であるWilliamsonエーテル合成法についてその特徴をまとめました。分子内反応による環状エーテル生成のプロセスも詳細に書いてますので、ぜひ読んでいってください! 2021.06.01化学有機化学
化学【大学の有機化学】アルコールからの無機酸エステルを経由して、ハロアルカンを合成する方法について、わかりやすく解説! アルコールにハロゲン化水素を反応させると、アルキル移動や脱離反応が起こるため、なかなか置換がうまくいきません。この記事では、エステルの合成法と、無機酸エステルを経由したきれいなヒドロキシ基の置換反応についてお話しします。 2021.05.31化学有機化学
化学【大学の有機化学】エーテルの命名法と物理的性質を詳しく解説! この記事ではエーテルの命名法、そして理由も含めた基本的な物理的性質をまとめています。数式は出てこないので、気楽に読んでください。 2021.05.30化学有機化学
化学【大学の物理化学】ミクロな世界での調和振動子のエネルギーをシュレディンガー方程式から求める過程について、わかりやすく解説! 量子の世界でのばねにつながれた物体の運動はどのように記述できるのか。この記事では、シュレディンガー方程式の変形の過程、振動エネルギーの特徴をわかりやすく解説しています。 2021.05.30化学物理化学
高分子科学【大学の高分子科学】高分子の特徴、低分子との違い、高分子科学の発展をわかりやすく解説! あなたは高分子という言葉を聞いたことはあるでしょうか。いわゆるプラスチックをご想像いただければよいですが、高分子とはとても大きな分子のことです。この記事では、高分子科学の入り口として、低分子との違いや、利用例をまとめています。数式は一切出てこないので、読み物としてお楽しみください。 2021.05.29高分子科学
化学【大学の物理化学】水素原子の電子軌道をシュレディンガー方程式によって求める過程について、わかりやすく解説! 原子核の周りを電子が回っている、というのは厳密には正しくありません。加速度を受けた点電荷は、制動放射により電磁波を放出し、運動エネルギーを失うからです。この記事では、量子力学から、水素原子中の電子の本当の運動がどのようなものかを考えていきます。 2021.05.28化学物理化学
化学【大学の有機化学】芳香族化合物であるベンゼン置換体の配向性と活性化度について、わかりやすく解説! 高校では暗記した人も多い芳香族化合物の配向性。しかし、その理屈を知れば、構造を見た瞬間に配向性がわかるので、暗記は必要なくなります。また、置換基により電子がどのように偏在し、芳香族化合物の反応性に寄与しているのかについても、わかりやすく解説しています。 2021.05.26化学有機化学
化学【大学の有機化学】アルコールの求核置換反応と脱離反応が起こる条件と原理について、わかりやすく解説! アルコールのヒドロキシ基はほとんど脱離しないので、一見、求核置換反応や脱離反応が起こりそうにありません。しかし、塩基ないし求核剤、アルコールの組み合わせによっては、ヒドロキシ基が水として脱離することで、これらの反応が可能になります。この記事では、その組み合わせをまとめています。 2021.05.24化学有機化学
化学【大学の物理化学】生物が色を認識する原理を量子力学からわかりやすく解説! 普段我々が生きているこの世界は色鮮やかですが、そもそもなぜ色が認識できるのでしょうか。この記事では色が見えるしくみを量子力学の観点から、詳しく解説しています。 2021.05.24化学物理化学
化学【大学の物理化学】量子の不確定性と確率波、一次元井戸型ポテンシャルに拘束された電子の分布について、わかりやすく解説! シュレディンガー方程式を使って、最も簡単な系である井戸型ポテンシャルに拘束された電子の分布とエネルギーを計算する方法をまとめました。量子の不確定性や波動関数の物理的な意味も順を追ってわかりやすく説明しています! 2021.05.22化学物理化学
化学【大学の有機化学】化学における共鳴構造の考え方およびヒュッケル則と芳香族性について、わかりやすく解説! ベンゼンが正六角形型の分子であったり、カルボン酸が酸となったりする理由は、電子の素早い交換を考えることで説明されます。量子的には、電子が広範囲に分布することで、静電反発が小さくなり、熱力学的に安定化が起こります。本記事では、共鳴によって安定化する原理、またその例外にまとめています。 2021.05.20化学有機化学